狼煙が呼ぶ
わたしは映画をほとんど見ないのであまり監督の名前とか俳優さんの名前は知らなくて恥ずかしいのですが豊田利晃さんと言う名前はずっと記憶していました
この前から師匠自慢しておりますが
寺門孝之氏が映画『ゲルマニウムの夜』の絵を描いていたことがきっかけで東京上野公園に荒戸源次郎氏がぶったてた一角座という映画館に私はしばしば足を運んでいました
ゲルマニウムの夜は一角座でだけ上演された映画です。主演は新井浩文。
荒戸源次郎総指揮のもとにとてつもなく贅沢でDOOPな一角座のロビーに師匠の絵が展示されていました。その頃、思うような絵がまだ1枚も描けず、仕事で疲れ果てて身体を壊しかけていた私は、一角座で上映される赤目四十八滝やツィゴルネワイゼンやゲルマのいとしいクズたちに慰められていたのだと思います。
そのゲルマニウムの夜のパンフレットに豊田利晃氏の寄稿した新井浩文氏への長い手紙があったのです。静かな静かなその手紙はどこから書いているのか雪景色のイメージと共にありました。
数ヶ月前、切腹ピストルズの隊長ヒロさんが『豊田利晃が江戸部屋に…』とFBに投稿したときに「あ…この人は…」と思い、パンフレットを実に10数年ぶりに本棚から引っ張り出し、豊田利晃氏の言葉と再開しました。
そうかあ切腹ピストルズと豊田さんが、ああそうなのかあ
切腹と私の出逢い?はこちら↓
思い入れのある両者の出逢いになんだかとてもぐっときてしまいました。
うんうんうんと何度もうなずいて、すてきな人たちはちゃんと、何があってもこうやって繋がっていくのだ、と。
世界が欺瞞に満ち溢れているときも。
単純が世界を覆い尽くしても。
私は私のことを頑張ります。
ちなみに狼煙を上げる、というのは実は私の絵のコンセプトでして。
ほんとだよ、10年前から…(笑)
ほらねこれ狼煙クッキー、2017個展にて♡
立体のでかいのろしも部屋にころがってます
わたしの狼煙…かわいい…(笑)
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