2022亀山トリエンナーレ
奨励賞をいただきましてとっても嬉しいです。前三重県立美術館館長井上隆邦氏の講評です。アイロニ♡
10月30日からです。こちらに数点出展予定です。ねこによろしく。
原発夫婦について
わたしの住む三重県の熊野灘にある日突然原発建設計画が持ち上がったのは50年以上まえのこと。
熊野灘を漁場とする集落はその時点で反対が95%以上、大漁旗をかかげた漁船が終結し海上保安庁の船を取り囲み追い返してしまいます。しかし国と企業の力とお金を使った賛成派を増やすありとあらゆる工作により、この問題は結果的に3世代にわたる長い住民同士の戦いとなってしまいました。今も広大な美しい浜辺は中電の所有です。
福島の事故を経て私が自分の生き方を問い直したとき、はじめて三重県に原発がないその理由を知りました。
ちいさな漁村の名もなき人々がそれぞれの英知を結集させた37年に及ぶ反対運動は私の心をはげしく揺さぶりました。
私は無知だった自分を恥じると同時に即座にこの芦浜の物語を必ず人々に伝えるのだと決めました。
長年にわたる膨大な資料を友人たちと勉強し、最後の戦いに身を呈した原発夫婦のお二人や80万署名を実行した方が私たちを温かく受け入れてくださり、DO YOU KNOW ASHIHAMA?という芦浜のおはなし会を開き6年が過ぎました。
お話会を始めて5年ほどたって、私は芦浜にインスパイアされて創った作品をashihamacallingと名付け発表し始めます。
ときを同じくして、東京で俳優で映画監督の内谷正文氏が、演劇でこの芦浜の漁師の役をするにあたり取材に訪れた南伊勢で映画の主人公の原発夫婦のお二人に出会います。
あの時の私と同じように心を揺さぶられた監督は、この物語を残さなければと思ったと伺いました。
長年誰か映像化してくれないだろうかと何人かに打診していた私にとって、映画化のお話は「ついに時がきた!!オラぁ!!!」というわけのわからない合致の喜びを感じる出来事でした。
たくさんの偶然を経て、内谷監督から私の絵を使いたいというお話をいただきました。
即答でイエス!!!書き下ろした題字、タイトル画、劇中画、これまでのありったけの気持ちを込めましてみなさんにお届けできることこのうえない幸せです。大切な仲間とともにちらっと出演もしています。よろしくお願いします!
201712月14日~12月19日
河野マキ個展
花とミサイル @volvox(三重県津市)
12月16日土曜日レセプションイベント20時~
charge1500yen
welcomedrink+alcohol, with appetizer ,snacks
guest/ 平田カオリ(from shinowa) / Hitomi Sumida(contemporary dancer)
message / NONUKE, NOWAR
こんにちは。
今サイトの引っ越し中です。
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まだしばらくかかりそうですが、毎日少しずつ移行していますのでどうぞよろしく。
2016 January maki kawano