All because of me

数年前に人災により腰から下が思うように動かなくなった。
痛いことこの上なく歩行も困難になってきた。

半年近く病院にもいかなかったし、西洋医学では治らないと直感で思った。誰に助けを求めたらいいのか、ずっと考えていた。


いわゆる施術ミス。チェーン店での骨盤矯正。
うっかり気軽に施術を受けた自分にがっかりしてしまっていた。普段はそういう治療に慎重なタイプなのに、ぼんやりしていた。


あんまりいろんなことが続いて、もうどうでもなんでもよくなっていたころのシメにやってきたこの出来事。えー!なんでそんなとこいったん?なんて軽い言葉すら耳を塞ぎたくなるくらい実は追い詰められていた。ますます誰にも謂いたくなくなっていった。

半年後、商店街の向こうから歩いてきためったに会わないけど、震災後に、がれきの反対行動を一緒にしてた女の子2人がやってきた。
「助けてほしーんやけど、整体知らん?」と口からぽんと出た。
同時に二人は「知ってるでー!」「野口整体とかやといいなって…」
「野口整体や、行っとき!いますぐ行き」
そして月夜見神社の横でなんとなくこそこそと電話をした。「施術ミスの話なんかして
同業者を悪く言われるのってあまり気持ちのいいことじゃないよなあ、めんどくさい客と
思われたらどうしよう」と思いつつ事の経緯をお話したら先生はふーっと息を大きく吐いて
「…かわいそうにーーー!」
と言ってくれたのだった。

この一言で3割やら4割は治ったと今でも信じている。


そして数ヵ月後、施術ミスの被害者(大げさかな)という自分で招いてしまった役回りにイラついた私は、このカードを全部いいほうにひっくり返すために、整体を習い始めたのだった。そうでもしなければ、怒りがダイレクトに反映する器官、腰を治せないと思った。

また次回に。虫の声、秋だ。


先生の家の前の海にて。

花とミサイル

MACKEE          illustration / drawing / livepainting ISE/JAPAN

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