芦浜センチメンタルジャーニー②
次の日内谷監督達と一緒に芦浜に向かった。
原生林の中を 2時間。
1965年から人々を翻弄し続けた原発建設計画の、そう、ここがその予定地芦浜です。
疲れ果てた身体で全く何もないからっぽのまま、わたしはこの風景をまるごとひゅっと飲み込んでしまいました。いつか紙の上で解凍されるのだろうと思います。人の立ち入りを禁止されたまま50年もたつ浜は灰色で重く暗く美しかった。
私はこの頃、考えても仕方のないことにとても苦しんでいたので、芦浜の往復4時間をまるで巡礼みたいにただ、歩きたかったのでした。行ってよかった、ほんとに。
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