kentonchen

 昨年祖母が急に私の毎日からいなくなった。悲しくてたまらないうえに

親戚から恐怖の電話とメールが毎日来ては追い詰められてぼろぼろ涙がとまらず、全員殺す(ダメ、絶対☆)と思っていた。

毎日床に転がっていた。音楽に苦しいところを祓ってもらっていたそのときなぞの東洋人がyoutube上に彗星のように現れた。

その名は  KentonChen!

これ!このたたずまい、愛!!やべーすきすきすきすー!!誰あなた!?


トモさんの動画とケントンの動画よありがとうよ。あとはお文具さん。私は9月まで泣きながら毎日を過ごしていた。ほとんど仕事以外限られた友達としか会わなかった。

そのなかで宝石みたいな思い出の動画。

動画以外の思い出がないということでもある。


わたくしごとではあるが私はその昔歌ってばかりの国にいた。素晴らしい音楽家に囲まれて歌っていたりした(あの黒田の卓ちゃんもトラで来てたんだよ)


しかしみんながぽこぽこシンガーとしてデビューしていった20代。

私ときたら持病を直しにしぶしぶ実家に戻っていやだいやだ早く戻らねばと焦るあまりに

そのままドツボにはまり攻撃的なプチパニックに陥り、乗り物閉所対人恐怖、最終的に死にたくない病にかかった。網戸に虫がとまる音まで聴こえるほど緊張して眠った。

きついきつい時期だったけど若くて余裕で体は保つから

出かける→うまくやれない→へこむ

その流れで人前で歌を歌うことから遠ざかった。

それから長い時間がたってまた手元に音楽が戻りつつあり、今ほんと幸せ。

再開の勇気はこのケントンがくれたと思う。なんて「いい」んだ!!

私の胸にドストライクしたケントン。

あなたの黒い寸足らずのタンクトップ!!

神アイテム!

ありがとうscarypockets

ありがとうyoutube

至上の愛。ありがとうケントン。


階上に住む友人と兄にすぐにケントンの素晴らしさをプレゼンしたところ二人ともケントンをいたく気に入ってくれたので、三重県伊勢市でだけ以上に再生回数が多いはず。
いつかあってみたいね!!


Maki Kawano

illustration / drawing Ise Mie Japan

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